FXニュース: 自民党総裁選挙の円売買

2024年9月27日
FXニュース: 自民党総裁選挙の円売買

 

東西FXニュース – 2024年9月27日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 米GDP市場予想通り3%
  • 米新規失業保険申請改善
  • 米大小利下げ予想僅差に
  • 米パウエル議長言及せず
  • 日政治が為替相場に影響
  • 日銀利上げ反対派が落選
  • 今夜米PCE物価指数発表

今日2024年9月27日金曜日の日本の東京外国為替市場の9時頃から17時頃までの対ドル円相場の為替レートの値動きは、円の安値でドルの高値の146円49銭付近から、円の高値でドルの安値の142円78銭付近の値幅約3円71銭で、今夜17時の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は143円23〜24銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の145円0〜1銭付近の前東京終値比で約1円77銭の大幅な円高ドル安であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と時間に沿った世界外国為替証拠金取引 (FX / Foreign Exchange) のマーケット・トレンドの動向と分析はまず、昨日の日本市場終了直後の昨夜17時過ぎの英国ロンドン外国為替市場では、米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が一時3.788%付近の高利回りであったことに加えて、昨夕16時半に欧州ユーロ圏と経済圏が近いスイス国立銀行 (SNB / Swiss National Bank) が追加利下げを発表した後に、欧州景気懸念が燻っていたこともあり、欧州中央銀行 (ECB / European Central Bank) 理事会の欧州追加利下げ予想も高まったことで、欧州ユーロに対するドルの買い戻しが進んだ外貨影響が円相場に波及したこともあり、昨夜17時12分頃にドルは円相場で一時145円20銭付近に買われたが、その後には米国市場での最新米国重要経済指標の発表イベントを控えたイベントリスクの持ち高調整が入り始めたことでは、昨夜21時頃から始まった米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は一時144円17銭付近の始値で、昨夜21時10分頃の一時144円11銭付近が昨夜の米国市場の円の高値でドルの安値となった。

昨夜21時30分には、景気関連の最新米国重要経済指標の4〜6月第2期四半期米国実質国内総生産 (GDP / Gross Domestic Product) の確定値が発表され、前期比年率は前回と市場予想通りの3.0%の堅調さを維持していたことでは、米国景気懸念緩和が続き、発表時にドルは円相場で瞬時に一時144円54銭付近に反発上昇した。

同四半期の米国GDP個人消費の確定値は前期比年率が前回と市場予想の2.9%をやや下回る2.8%であったが、同四半期の四半期コアPCE (Personal Consumption Expenditures / 個人消費支出) の確定値は前期比年率が前回と市場予想通りの2.8%と、ほぼ想定通りの結果であった。

また、同時発表だった米国雇用市場関連の最新経済指標の前週分の米国新規失業保険申請件数が、前回の21.9万件と前回修正の22.2万件と市場予想の22.5万件に対し21.8万件に改善されたほか、前週分の米国失業保険継続受給者数も前回の182.9万人と前回修正の182.1万人と市場予想の183.8万人に対し183.4万人と、市場予想よりも堅調であったことも、最近の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) で米国雇用市場の最新データが注視されていることが市場で意識されていたため、米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) の次回11月の米国大幅利下げ予想値が後退した一方で、米国小幅利下げ予想値が上昇した。

同じく発表された8月の米国耐久財受注の前月比も、前回の9.8%と前回上方修正の9.9%と市場予想の-2.6%に対し0.0%と市場予想よりも強く、輸送用機器を除くコアな前月比では、前回マイナス圏だった-0.2%と前回上方修正の-0.1%と市場予想の0.1%を上回るプラス圏の0.5%に上昇し、市場予想よりも堅調な米国経済指標の発表となった。

これらの堅調な米国経済指標の発表を受けて、米国債券市場では安全資産の米国債売りが起き、米国債券価格低下に伴う利回り上昇の影響で、米国10年債の利回りが指標の米国長期金利は発表後の昨夜21時35分に一時3.807%付近に上昇し、債権利回りを受けた日米金利差拡大の円売りドル買いに繋がり、昨夜21時40分頃にドルは円相場で一時144円72銭付近に上昇した。

昨夜22時20分頃からは、次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) の投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) 高官達の中でも市場への影響力が特に強いジェローム・パウエル議長の発言が注目されていたが、市場予想に反して単なる挨拶程度に留まり、今後の米国金融政策については特に言及しなかったことでは、先日のミシェル・ボウマン理事のインフレ再燃への警戒感や、同市場からは翌市場にあたる今夜この後の米国市場での最新米国インフレ指標の米国PCE物価指標のPCEデフレーターの発表イベントを控えて、市場の一部では最新の米国雇用データが堅調さを示す中で、前々回に英国中央銀行のイングランド銀行 (英中銀 / BoE / Bank of England) の英中銀金融政策委員会 (MPC / Monetary Policy Committee) が2.0%の英国インフレ目標を一旦達成した後に英国小幅利下げを開始したものの、その次の前回には英国インフレが2.2%に再上昇したことで英国金利据え置きを決定するなど、ミシェル・ボウマン理事の「2%の米国インフレ目標を依然として不快なほど超えている」という先日の指摘があった後には、市場の一部では米国インフレ再燃に警戒したタカ派寄りの発言が出る可能性への警戒感があったことで買われていたドルが期待はずれで売られたことでは、昨夜22時35分頃にドルは円相場で一時144円31銭付近にやや下押しした。

しかし、続いて昨夜23時に発表された最新経済指標の8月の米国住宅販売保留指数は、前月比が前回マイナス圏だった-5.5%と市場予想の1.0%に対し0.6%と市場予想には届かなかったがプラス圏に改善されており、前年同月比も前回の-4.6%と市場予想の-5.5%よりも堅調な-4.3%であったことでは、この日に発表された最新米国経済指標の数々は全体的に米国景気懸念緩和と米国経済のソフトランディング (Soft landing / 軟着陸) への期待感を高めていた。

その影響があり、米国ニューヨーク債券市場では、安全資産の米国債が更に売られて、昨夜23時30分頃には米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が一時3.815%付近に上昇したため、債券利回りを受けた日米金利差縮小時の金利差トレードの円売りドル買いや主要通貨に対するドルの買いが起き、昨夜23時32分頃にドルは円相場で一時145円21銭付近の米国市場の円の安値でドルの高値を記録した。

また、同時進行していた世界最大規模の英国ロンドン外国為替市場では、四半期末を控えた利益確定売りや持ち高調整に加えて、決算前のロンドン・フィキシングに向けた主要取引通貨のドル買いの需要なども入っていた。

ただし、深夜24時15分頃からは米国政府のジャネット・イエレン財務長官の発言があり、米国のインフレ率は目標の2%に向かう道筋を進んでいると指摘し、米国の利下げに伴い、米国労働市場は安定化すると期待を示す、やや楽観的なハト派寄りの発言をした。

一方で、ジャネット・イエレン財務長官は、米国経済チャンネルのCNBCテレビのインタビューの質問で、「今後の米国利下げがどの程度のペースで実施されるべきでしょうか?」という質問については、先週の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の0.5%の米国大幅利下げ後にも追加利下げの予想はしていたが、今後の米国利下げ幅や米国利下げペースについては、米国連邦準備制度理事会 (FRB) のFOMCが決めるべきだと、コメントを控えていた。 一方で、「ドルの為替レートをモニターしていますか?」との質問については、「もちろん、ドルの価値を観察している」と答え、バイデン政権の発足時にドル政策を示し、当局が「マクロ経済の安定と一致する強力なマクロ経済政策」を追求する中でドルの価値を決めるのは市場次第であるべきであり、「米国は、為替市場への介入を長らく行っていない」と、前回の日本政府や日本銀行 (日銀 / BoJ / Bank of Japan) の為替介入を連想させる言及があり、「市場があまりに無秩序になり、為替介入が必要になるという状況を想像することはできるが、通常はドルの価値は市場により決定され、世界の金利差がその重要な要因となってきた」と述べ、米国政府は利下げなどに伴うドル下落時にも介入しない姿勢を示した。

市場高値を記録後のドルには利益確定売りや持ち高調整が入り、ドルは円相場で上昇幅をやや縮めていた。

一方、米国ニューヨーク株式市場では、米国景気懸念緩和とソフトランディング期待の影響などもあり、米国主要株価三指数の米国ダウ工業株30種平均 (Dow Jones Industrial Average) が前日比で大幅高の終値に向けたほか、米国S&P 500種 (Standard and Poor’s 500 index) も小幅高になり、世界的なハイテク企業比率の多い米国ナズダック総合株価指数 (NASDAQ Composite) も大幅に続伸したことでは、米国主要株価三指数が揃って上昇の終値をつけたことでは、米国株式市場のブル・マーケット (Bull market / 強気市場) に特有のリスク選好のリスクオン (Risk-on) で低リスク通貨の円が売られた影響もあり、今朝早朝の米国ニューヨーク債券市場の終値時点の米国10年債の利回りが指標の米国長期金利も3.796%付近と前日比+0.013に上昇していたことでは、ドルは円相場で一時144円台後半の終値に向かった。

このため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の高値でドルの安値の144円11銭付近から、円の安値でドルの高値の145円21銭付近の値幅約1円10銭で、今朝6時頃のニューヨーク終値は144円81銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日の朝6時頃の前ニューヨーク終値の144円75銭付近と比べると約6銭の小幅な円安ドル高をつけていた。

今朝早朝のアジア・オセアニア市場では、今朝7時頃に米国連邦準備制度理事会 (FRB) のリサ・クック理事が、先週の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) で0.5%の米国大幅利下げを「心底から」支持した理由として、米国労働市場軟化やインフレ緩和を挙げていた。

今朝8時30分には、日本の国内インフレ関連の最新経済指標の発表があり、9月の日本東京都区部消費者物価指数 (CPI /Consumer Price Index) の生鮮食料品を除くコア指数の前年同月比は、前回の2.4%から市場予想通りの2.0%に鈍化し、目標通りになったことでは、日銀の追加利上げを急がない姿勢が意識され、今日投開票の自民党新総裁の選出を控えて、日銀の追加利上げに反対を唱えていた高市早苗経済安全保障相なども候補に挙がっていたため、日本政治への警戒感などもあり、ドルや主要通貨に対する円売りが先行した。

そのため、今朝9時頃から始まった今日の東京外国為替市場の対ドル円相場は一時145円8銭付近の始値で、今朝9時55分の日本市場の仲値決済に向けて、日本企業の輸入実需の円売りドル買い需要が優勢であったこともあり、また今日の東京株式市場でも日銀の追加利上げに反対する候補への期待感もあり日経平均株価が上昇し、日米株価上昇時のリスク選好のリスクオンでも低リスク通貨の円が売られたため、今朝10時31分頃には対ドルの円相場は一時145円58銭付近に上昇していた。

午前の自民党総裁選では1回目の投票では前述の日銀の追加利上げを牽制していた高市早苗経済安全保障相が得票数でトップとなったが過半数獲得に達しておらず、次点の石破茂元幹事長と、午後15時30分前後に開票予定の決選投票に臨むことになり、その前の午後15時頃に大引けする日経平均株価は、日銀の追加利上げへの警戒感が一時的に緩和された状態であったため期待感や海外株価の影響もあって大幅高に上昇しており、リスク選好のリスクオンの低リスク通貨の円売りや日銀追加利上げ予想の後退の円売りが続き、午後14時25分頃にはドルは円相場で一時146円22銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録した。

午後15時頃には、今日の日経平均株価は3万9829円56銭の終値をつけ、前日比903円93銭高の大幅高で大引けした。

しかし、事態が一転したのは、午後15時20分過ぎ頃に、自民党総裁選の開票結果が速報で伝わり始めたが、自民党総裁選の決選投票では石破茂氏が215票を獲得して当選し、日銀の追加利上げの反対派だった高市早苗経済安全保障相が194票で落選したことで、大規模な円の買い戻しが入り始めて、ストップロスを巻き込んだ為替介入規模の円相場の反発が起き始めた。なお、国会議員票は石破氏が189票、高市氏が173票、都道府県連票では石破氏が26票で高市氏が21票の接戦ではあったが、市場予想に対する逆転劇になった。

午後15時22分頃には、自民党新総裁に石破茂氏が選出されたニュース速報を受けて、日銀の追加利上げを牽制していた高市早苗経済安全保障相落選のショックが日本株と為替市場や債券市場に影響を与え、日銀の追加利上げ予想が再燃して日経平均株価先物反落への警戒感によるリスク回避のリスクオフ (Risk-off) の低リスク通貨の円買いや、日本の政治予想を受けた大規模な円の買い戻しが起き始めて、ドルは円相場で午後15時22分の1分間の値動きの中だけでも一時146円22銭付近から144円71銭付近に瞬時に反落し、ストップロス (SL / Stop Loss) を巻き込みながら、1分後の午後15時23分には一時143円49銭付近に急落し、急激な値動きを受けたリスク回避のリスクオフで更なる低リスク通貨の円の買い戻しと円買いが続いた。

午後からの欧州英国市場の参入もあり、リスクオフ市場で世界的な安全資産の米国債も買われた影響で、米国長期金利は午後15時38分頃の一時3.812%付近から午後16時15分頃の一時3.774付近に向けた大幅な急落を始めていたため、債券利回りを受けた日米金利差縮小時の円買いドル売りも相まって円相場が主要通貨に対して大幅に上昇し、午後16時8分頃にドルは円相場で一時142円78銭付近と、今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

一時142円台の市場高値を記録後の円には利益確定売りや持ち高調整の抵抗も入り始めたことでは、ドル円は144円台に戻したものの、今夜この後の米国市場で最新米国重要インフレ指標の米国PCE物価指数のPCEデフレーターとPCEコアデフレーターなどの発表イベントを控えているイベントリスクの影響もあり、米国長期金利低下時にはドルの円相場での買い戻しは鈍く、日本市場では様子見の買い控えなども観測された。

このため、今夜17時の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は143円23〜24銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の145円0〜1銭付近の前東京終値比では約1円77銭の大幅な円高ドル安になった。

一方、金利先物市場のデータを基に米国フェデラル・ファンド (FF / Federal Funds) レートの市場予想値を算出する米国シカゴ・マーカンタイル取引所 (CME / Chicago MercantileExchange) のフェドウオッチ (FedWatch) ツールでは、次回2024年11月6〜7日開催予定の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) での米国連邦準備制度理事会 (FRB) の米国利下げ幅の市場予想値は、今日の夕方には0.50%の米国大幅利下げ予想値が50.8%付近に後退し、0.25%の米国小幅利下げ予想値は49.2%付近に上昇しているが、今朝は僅差で一時逆転していた時間などもあり、変動しながら僅差の推移を続けており、その後の英国ロンドン外国為替市場では、円相場でのドルの買い戻しも混ざっている。

今夜この後の米国市場では、最新米国重要経済指標の発表イベント予定や、次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官達の要人発言予定などを控えており、日本市場の経済指標カレンダーのスケジュールは、今夜21時30分に最新米国重要インフレ指標の8月の米国個人消費支出 (PCE / Personal Consumption Expenditures) 物価指数の米国PCEデフレーターと米国PCEコア・デフレーターと米国PCEと、8月の米国個人所得と8月の米国卸売在庫が同時発表される予定があり、続いて今夜22時30分頃から次回のFOMC投票権を持つFRBのアドリアナ・クーグラー理事の発言予定と、今夜23時に9月の米国ミシガン大学消費者態度指数の確報値と、26時15分頃から同じく次回のFOMC投票権を有するFRBのミシェル・ボウマン理事の発言予定などを控えている。加えて、世界情勢の政治などのニュースや、債券・株式市場や外貨影響などにも注意が必要である。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の東京外国為替市場の今日のユーロ円相場の終値は159円44〜46銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の161円35〜37銭付近の前東京終値と比較すると約1円91銭の大幅な円高ユーロ安であった。

主な要因は、今日の日本市場の午後15時22分頃からの自民党総裁選を受けた主要通貨に対する大規模な円の買い戻しが影響を与えたほか、今日の午後15時45分の欧州市場で発表された欧州経済指標では欧州ユーロ圏のフランスの9月の仏消費者物価指数 (CPI) 速報値が、前月比と前年同月比ともに市場予想を下回ったことも、欧州中央銀行 (ECB) 理事会の追加利下げ予想による欧州ユーロ売りの為替相場に影響を及ぼしていた。

また、午後16時55分に発表された欧州ユーロ圏主要国ドイツの9月の独失業者数が、前月比で前回の0.20万人と前回修正の0.40万人と市場予想の1.20万人に対し1.70万人に悪化したことも影響したが、欧州域内は労働者の移動が容易であることもあり、9月の独失業率は前回と市場予想通りの6.0%の横ばいであった。

ユーロドルは、今夜17時の東京外国為替市場の終値は1.1131〜1.1132ドル付近と、前営業日同時刻にあたる昨日の夜17時の1.1127〜1.1129ドル付近の前東京終値と比較すると約0.04セントの小幅なユーロ高ドル安であった。

主な要因は、今日の午後までの米国長期金利上昇後の反落と低下に伴うドル売りや、今夜のイベントリスクによるドルの買い控えの影響があった一方で、昨夜の米国経済指標を受けてドルが買われた後であったことや、欧州中央銀行 (ECB) 理事会の追加利下げ予想の影響もあり、小幅域に留まった。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のポンド円相場の終値は191円38〜44銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日の夜17時の193円38〜44銭付近の前東京終値比では約2円0銭の円高ポンド安であった。

主な要因は、ドルや欧州ユーロなどと同様に、今日の午後の日本政府の自民党新総裁選出を受けた主要通貨に対する大規模な円の買い戻しが英国ポンドにも影響を及ぼしていた。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2024年9月27日の日本時間(JST)20時8分(チャート画像の時間帯は、3月の最終日曜日から10月の最終日曜日まで英国夏時間 (BST / British Summer Time) に1時間の時差変更がされており、今日の日本から時差8時間遅れの英国ロンドン外国為替市場の英国夏時間 (BST / GMT+1 / JST-8) の12時8分頃) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。(なお、米国市場でも3月の第2日曜日から11月の第1日曜日までは米国夏時間 (EDT / Eastern Daylight Time / GMT-4 / JST-13) になっている。)

通貨ペア JST 20:08の為替レート 日本市場前営業日JST 17:00の前東京終値比
ドル/円 143.22 〜 143.24 −1.78 (円高)
ユーロ/円 159.92 〜 159.93 −1.43 (円高)
ユーロ/ドル 1.1165 〜 1.1167 +0.0038 (ドル安)
英ポンド/円 191.83 〜 191.89 −1.55 (円高)
スイスフラン/円 169.75 〜 169.81 −1.14 (円高)
豪ドル/円 98.69 〜 98.73 −0.74 (円高)

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