FXニュース:日経平均株価が大幅続伸

2024年12月26日
今日2024年12月26日木曜日の日本の東京外国為替市場の今朝9時頃から今夜17時頃までの対ドル円相場の為替レートの値動きは、円の高値でドルの安値の157円6銭付近から、円の安値でドルの高値の157円48銭付近の値幅約42銭で、今夜17時の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は...

 

東西FXニュース – 2024年12月26日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 米市場再開向けドル実需
  • 1月の日米金利維持予想
  • 米長期金利上昇4.6%台
  • リスク選好市場の円売り
  • 欧英市場連休流動性減少
  • トルコ利下げ幅予想以上

今日2024年12月26日木曜日の日本の東京外国為替市場の今朝9時頃から今夜17時頃までの対ドル円相場の為替レートの値動きは、円の高値でドルの安値の157円6銭付近から、円の安値でドルの高値の157円48銭付近の値幅約42銭で、今夜17時の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は157円35〜36銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日の夜17時の157円15〜16銭付近の前東京終値比で約20銭の円安ドル高であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と時間に沿った世界外国為替証拠金取引 (FX / Foreign Exchange) のマーケット・トレンドの動向と分析はまず、昨日の日本市場終了後のクリスマスの英国ロンドン外国為替市場と米国ニューヨーク外国為替市場は祝日休場で、今朝早朝のアジア・オセアニア市場もニュージーランドとオーストラリア市場と香港が連休で一部休場であったが、クリスマスにも中東バーレーン市場が一部開場して窓開きがあったことや、今朝早朝のアジア市場ではシンガポールなども再開した値動きの影響などがあり、今朝9時頃から始まった今日の東京外国為替市場の対ドル円相場は一時157円12銭付近の始値であった。

日本市場は昨日のクリスマスに続き、今日も平日営業が続くことから円実需が先行したことでは、今朝9時2分頃の一時157円6銭付近が今日の日本市場の円の高値でドルの安値となったが、今日の夕方からの欧州市場と英国ロンドン外国為替市場も連休で休場になるが、今夜この後から再開予定の米国ニューヨーク外国為替市場向けたドル実需も入り始めたことでは、今朝9時55分の日本市場の仲値決済に向けた日本企業の円売りドル買いが入り始めて、ドルは円相場で反発上昇に向けた。

また、昨日の日本銀行 (日銀 / BoJ / Bank of Japan) の植田和男総裁の日本経済団体連合会審議員会での「2%物価目標の実現とわが国経済」という講演での発言の影響も続き、賃金上昇を伴う2%のインフレ目標と今後の日銀の金融政策運営に関連した「2つのポイント」では、ハト派寄りの第1のポイントの「日本銀行は、2%目標の持続的・安定的な実現に向けた移行期にあたる現時点においては、景気・物価に中立的となる中立金利よりも政策金利を低くすることにより緩和的な金融環境を維持し、経済をしっかりとサポートしていく」ことが、タカ派よりの第2のポイントの「経済・物価情勢の改善が続いていくのであれば、それに応じて、政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくことが必要になる」という日銀の追加利上げ方向を維持よりも先に述べられていたことから、先日にも来年の春闘の賃上げデータを待つ慎重なハト派寄りの発言があった影響もあり、来年2025年1月23〜24日開催予定の次回の日銀金融政策決定会合での追加利上げ見送り予想が高まっており、それに対して来年2025年1月28〜29日開催予定の次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) では米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) の金利据え置き予想が優勢で、当面の間の日米金利差が拡大した状態が継続する可能性を意識した市場予想が円売りドル買いの要因となり、ドルは円相場で今朝10時29〜30分と10時32分と11時23分と11時27〜28分頃の複数回にかけて一時157円48銭付近の今日の日本市場での円の安値でドルの高値を記録した。

今日は東京株式市場でも、日銀 (BoJ) の早期の追加利上げ予想の後退により、国内金利上昇への警戒感が緩和されたことから今朝は日経平均株価が上昇して始まったほか、その後にも円安を追い風とした日本株買いの影響もあって大幅高に向けており、今日の日本市場では日経平均株価上昇時のリスク選好のリスクオン (Risk-on) で国内第一安全資産の低リスク通貨の円売りが優勢であったことも対ドルでの円相場下落の値動きに影響を与え、午後15時30分頃には今日の日経平均株価は3万9568円6銭の終値をつけて前日比437円63銭高の大幅高で大引けした。

今夜この後の米国市場再開を前にした今日の日本市場時間の時間外の米国債券取引では、世界的な安全資産でもある米国債売りの影響があり、米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が今朝は一時4.595%付近だったものが、昼過ぎには一時4.622%台に再上昇しており、金利先物市場のデータを基に米国政策金利のフェデラル・ファンド (FF / Federal Funds) レートの市場予想値を算出することで世界的に有名な米国シカゴ・マーカンタイル取引所 (CME / Chicago Mercantile Exchange) グループのフェドウオッチ (FedWatch) ツールでは、来年の2025年1月28〜29日に開催予定の次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) における米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) の米国政策金利据え置き予想値が一時91.4%付近と市場で確定値と考えられている70%を超えた優勢さの推移を続けており、それに対する次回の0.25%の米国小幅追加利下げ幅の市場予想値は一時8.6%付近に留まっている。

今日の夕方からの欧州市場はクリスマス連休の祝日休場で、欧州ユーロ圏の主要国ドイツがクリスマス第2日 (独語:Zweiter Weihnachtsfeiertag) の祝日連休であるほか、欧州の中でも休暇の多いフランスも休場で、北欧のスウェーデンとノルウェーや英国ロンドン外国為替市場もクリスマス翌日のボクシングデー (Boxing Day) の祝日連休で休場であったため日本市場でのトレンドが継続したが、日本市場の時間外の米国債券取引で午後15時前頃に米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が一時4.615%付近に上昇幅をやや縮めた傍らで、この時間の日本の債券市場では新発10年物の日本国債利回りが一時1.085%付近と前日より+0.020上昇して終値に向けた債券利回りを受けた日米金利差の金利差トレードの影響では、午後にはドルも円相場で一時の上昇幅をやや縮小していた。

このため、今夜17時の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は157円35〜36銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の157円15〜16銭付近の前東京終値比で約20銭の円安ドル高になった。

なお、今夜20時にはエキゾチック通貨のトルコリラのトルコ中央銀行 (TCMB / トルコ語:Türkiye Cumhuriyet Merkez Bankası / 英語:Central Bank of the Republic of Turkey) が新政策金利を発表し、これまでの50.00%と市場予想で優勢だった1.75%利下げ予想の48.25%に対し、2.5%利下げの47.50%と市場予想以上のトルコ政策金利の利下げを発表した。

今夜この後の米国市場は再開予定であるが、時間帯が近い北米カナダも連休であるなど世界的にクリスマスから年末年始にかけた休暇時期であることでは世界市場全体の市場流動性の減少継続の市場予想は出ているが、今夜の米国市場では最新米国経済指標の発表予定や米国債の入札予定などがあり、日本時間の経済指標カレンダーの予定は、今夜22時30分に前週分の米国新規失業保険申請件数と前週分の米国失業保険継続受給者数の発表と、27時に週間米国原油在庫と米国7年債の入札予定を控えている。

また、今夜この後の米国ニューヨーク外国為替市場と共に、米国ニューヨーク債券市場と米国ニューヨーク株式市場や米国のコモディティ市場なども再開するため、各市場の為替相場への影響も、世界政治と世界情勢などの最新ニュースなども含めて注視されている。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の東京外国為替市場の今日のユーロ円相場の終値は163円62〜63銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨日の夜17時の163円46〜51銭付近と比べて約16銭の円安ユーロ高であった。

主な要因は、今日も欧州英国市場は連休であることでは欧州ユーロや英国ポンドの現地実需は減っているものの、今日の日本市場で次回の日銀金融政策決定会合の追加利上げ見送り予想が優勢で、日経平均株価が大幅高となったことから、株価上昇時のリスク選好のリスクオンの低リスク通貨の円売りがあった一方で、リスクオン市場で買われやすい欧州ユーロや英国ポンドなどが買われたことが、ドルに対しても円安であった円相場に影響を与えていた。

そのため、英国ポンドも、今夜17時の今日の東京外国為替市場のポンド円相場の終値は197円15〜21銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の197円6〜12銭付近と比べると約9銭の円安ポンド高であった。

ユーロドルは、今夜17時の東京外国為替市場の終値は1.0397〜1.0401ドル付近と、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の1.0401〜1.0405ドル付近と比べると約0.04セントのユーロ安ドル高であった。

主な要因は、今夜この後に本日付けで米国市場が再開することから、ドルには実需買いが入ったほか、日本市場時間の時間外の米国債券取引で米国長期金利が4.6%台に再上昇した高利回りを受けた欧米金利差トレードでもドルが買われやすくなっていた。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2024年12月26日の日本時間(JST)20時1分(チャート画像の時間帯は、10月最終日曜日に英国夏時間が終了し、来年3月最終日曜日まで日本から時差9時間遅れの英国冬時間の標準時間 (GMT / Greenwich Mean Time) になった英国ロンドン外国為替市場の英国冬時間 (GMT / JST-9) の11時1分頃) 設定の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。なお、米国市場も11月の第1日曜日から来年3月の第2日曜日は米国冬時間 (EST / Eastern Standard Time / GMT-5 / JST -14) にあたるため、2024年11月3日に米国サマータイム (EDT / Eastern Daylight Time / GMT-4 / JST-13) の米国夏時間も終了し、現在の世界市場では欧州市場と英国市場と共に米国市場も冬時間で日本との標準時差となっている。

通貨ペア JST 20:01の為替レート 日本市場前営業日JST 17:00の前東京終値比
ドル/円 157.43 〜 157.45 +0.28 (円安)
ユーロ/円 163.76 〜 163.78 +0.40 (円安)
ユーロ/ドル 1.0401 〜 1.0403 −0.0002 (ドル高)
英ポンド/円 197.31 〜 197.37 +0.25 (円安)
スイスフラン/円 175.02 〜 175.08 +0.41 (円安)
豪ドル/円 98.11 〜 98.15/td> −0.11 (円高)

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