マーケットコメント:小売売上高は予想以上に増加!詳しい内容を解説!
2024年9月18日東西FXマーケットコメント – 2024年9月18日
文/宇佐美幸弥 – 東西FXリサーチチーム
小売売上高は市場予想を上回る!為替への影響は?
9月17日に8月の小売売上高の結果が発表された。
全体的に市場予想の-0.2%を上回る結果となり、マーケットを驚かせることになった。前月比に対して0.1%増加と、想定以上の消費者支出の堅調さが浮き彫りになった。
各項目について見ていくと、13項目のうち5項目で増加する結果となった。電気製品や衣服などは減少したものの、オンライン購買に支えられたこともあって、全体としては前月比よりも増加することとなった。
Bloomberg Newsによれば、Capital Economicsのオリビア氏は、エネルギー価格の下落などを背景として、労働市場が減速しているにも関わらず、消費者は制限なく出費をしていると指摘したとのこと。
ただし、FOMCを明日に控える中で、その為替への影響は限定的であった。投資家はFOMCの影響を警戒して、様子見の姿勢を続けているのではないだろうか?
ゴールドテクニカル分析〜値動きと今後のトレンド〜
上記の図(Investing .comより)は2024年以降のゴールドのチャートを示した図である。
この図を見ると、ゴールドは年明けからずっと上昇を続けていることがわかる。
テクニカル分析の観点でも、75日移動平均線と25日移動平均線がサポートラインとなって、一時的に下落したとしても、これらにタッチするたびに上昇に転じるという動きを繰り返している。
MACDやRSIを見ても、特に上昇トレンドの転換を示唆するサインは見られず、非常に堅調な上昇トレンドであると言うことができ、今後も継続することが予測される。
ファンダメンタル的な観点でも、FRBの利下げを織り込んだドル安を考えれば、この上昇はとても自然であると言える。ドルと金は逆相関の関係に位置しており、もし今週のFOMCの結果でさらなるドル安となる展開があれば、金はさらに上値を更新する可能性もあるだろう。
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