マーケットコメント:バークシャーが円建て社債発行を計画!日本株強化?

2024年10月01日
バークシャーが円建て社債発行を計画!日本株強化?

 

東西FXマーケットコメント – 2024年10月01日

文/宇佐美幸弥 – 東西FXリサーチチーム

バークシャーハサウェイが円建て社債を新規計画!日本株への投資強化?

東西FXではFXとマクロ経済リサーチを担当しております宇佐美幸弥と申します。

本日は、商社株の大量購入で注目を集めたバフェット率いるバークシャーの新規日本株投資に関する報道と組み合わせて、直近その動向で注目を集める日経平均の分析記事を執筆します。主題は日本市場におけるバークシャーの動向と日経平均の値動き分析。

9月30日、ウォーレンバフェット率いるバークシャーハサウェイが円建て社債の新規発行を計画していると報じられた。

Bloomberg Newsによれば、みずほとバンク・オブ・アメリカを主幹事に指定した上で、今年4月に行われた円建て社債の発行に続き、2回目となる発行を同社は計画しているとのこと。

バークシャーハサウェイは、50兆円を超える運用額を誇る米国の資産運用会社である。同社が商社株の大量購入によって日経平均の上昇に寄与したことは記憶に新しい。バークシャーハサウェイが日本株投資を実際に強化すれば、日本株の更なる上昇が期待される。

一方で、日経平均が上昇すれば、リスクオンで円安となる可能性がある。日経平均だけでなく、米国株式市場の堅調ぶりを見れば、リスクオンによる円安の可能性は警戒する必要があるだろう。

日経平均テクニカル分析〜値動きと今後のトレンド〜

以下の図(Yahoo Financeより)は日経平均の日足チャートである。

以下の図を見れば、日経平均は4月に入ってからレンジ相場を形成していることがわかる。

すべての移動平均線において方向感が乏しくなっており、直近では40,000円がレジスタンスラインとなって、自民党総裁選での石破氏の勝利をカタリストとして大きく下落している。

RSIは中立であり、MACDではゴールデンクロスが生じている。8月上旬の急落以降は上昇トレンドに転じていると捉えることもできる。もし、このまま最高値を更新するようであれば、長期的な上昇トレンドの幕開けとなるかもしれない。

ただし、ファンダメンタル的には、為替市場で円高トレンドが続いており、金融課税の強化を主張する石破茂氏の次期首相内定もあって、逆風状態にあると言える。

いずれにしても、方向感が現時点では乏しく、今後の日経平均の値動きには要注視である。


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