マーケットコメント:ビットコインの価格上昇!7万ドルまで急接近!

2024年10月21日
10月18日、ビットコインの市場価格が7万ドル付近まで急上昇しています。本ページではその背景と今後のビットコインについ徹底考察します。...

 

東西FXマーケットコメント – 2024年10月21日

文/宇佐美幸弥 – 東西FXリサーチチーム

東西FXではFXとマクロ経済リサーチを担当しております宇佐美と申します。

本日は、ビットコインが7万ドル付近まで上昇している件について、マクロ経済の状況を踏まえつつ、その背景と今後のビットコインのトレンドについて分析していきます。メインテーマはETFへの資金流入と資産逃避需要によるBTCの上昇。

ビットコインの価格上昇!7万ドルまで急接近!E T Fへの資金流入拡大!

10月18日、ビットコインの市場価格が7万ドル付近まで上昇している。

Bloombergによれば、このビットコイン上昇の背景には、直近上場が認められたビットコインETFへの資金流入と米国での規制緩和期待があるとのこと。

これらに加えて、株式市場や債券市場におけるボラティリティ拡大を懸念したリスクオフ需要もあると思われる。ビットコインは一般的に金と同じ機能を果たすと言われている。金は基本的にリスクオフ資産であり、市場の下落局面で上昇する傾向にある。

現に金先物は最高値を連日更新しており、ビットコインの上昇と合わせて考えることができる。このように、リスクオフによる資産逃避需要という観点で見ると、少なくとも米国選挙が終わるまでは、ビットコインは上昇し続けるのではないだろうか?

ビットコインテクニカル分析〜現在の値動き分析と今後のトレンド予測

上記のチャート(Investing.comより)はビットコインの日足チャートを示している。

この図を見れば、ビットコインは3月になってからレンジ相場で推移していることがわかる。

テクニカル分析の観点で見ると、直近の並行チャネルは上抜けているように見えるものの、55310ドルから72850ドルのボックス相場であると考えれば、72853ドルのレジスタンスラインを超えているわけではない。

75日移動平均線は上方向にシフトしているものの、RSIは買われすぎラインに近づきつつある。そのため、短期的には下落する可能性が想定される。

ファンダメンタル的な観点で言えば、米国選挙が11月に控えていることや中国・欧州経済の不況もあって、マーケットのボラティリティ拡大から資金逃避先としての需要が高まっている。そのため、長期的にはビットコインは上昇する可能性が高いと思われる。

こうした状況を踏まえれば、現状は72850ドルレジスタンスライン短期的に反落する可能性が高いものの、このラインを超えてくれば、ファンダメンタル的なカタリストも合わせて、絶好の買い場になると思われる。


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