マーケットコメント:トランプ氏、国防副長官にファインバーグ氏任命!

2024年12月24日
12月23日、本ページでは、トランプ新政権における人事として新しく発表された国防副長官にファインバーグ氏が任命された件を分析します。


東西FXマーケットコメント – 2024年12月24日

文/宇佐美幸弥 – 東西FXリサーチチーム

12月24日、本ページでは、トランプ新政権における人事として新しく発表された国防副長官にファインバーグ氏が任命された件を分析します。

東西FXではFXとマクロ経済リサーチを担当しております宇佐美と申します。

本日は、トランプ新政権における人事として新しく国防副長官が発表され、資産家のファインバーグ氏が任命された件について、これまでの人事発表について振り返りつつ、その背景とトランプ新政権の今後の動向について分析します。メインテーマは新しく任命された国防副長官とドルインデックスのテクニカル分析。

【12月24日】トランプ氏、米国防副長官にファインバーグ氏を任命!

先日24日、2025年から始まるトランプ新政権における新たな人事が発表された。

発表された人事では、米国次期国防副長官として、資産家のスティーブ・ハインバーグ氏が起用されるとのこと。ハインバーグ氏は米国のプライベートエクイティファンドであるサーベラス・キャピタル・マネジメントの共同創業者であり、純資産額は77億ドルとのこと。

この背景には、国防長官に起用したピート・ヘグセス氏をビジネス経験や新技術の導入に重点を置く側近らでバックアップする動きがあるのではないかと、Bloombergは報じている。

ハインバーグ氏の創業したサーベラスは防衛関連技術に巨額の投資を行っており、この人事が上院で承認されると、ハインバーグ氏はこれまで取り組んできた投資に対しての実務も兼任することとなる。

政府効率化省の代表にイーロンマスク氏を、次期国防長官にピートヘグセス氏を任命したトランプ次期大統領の人事に対して、議会では反発の声も上がっている。こうした革新的な人事戦略を取るトランプ政権が2025年以降どのような政策を取ってくのか、注目したいところだ。

ドルインデックステクニカル分析〜ドルインデックスの現況と今後の推移予測

以下の図(Investing.comより)はドルインデックスの日足チャートである。

この図を見れば、ドルインデックスは10月以降急激な上昇トレンドとなっていることがわかる。

テクニカル分析の観点で言えば、長期移動平均線は上向きに転じており、25日移動平均線も含めて綺麗な上昇トレンドの形を形成している。一方で、オシレーター指標を見ると、RSIは買われすぎゾーンで長い間推移しており、MACDではダイバージェンスが確認できる。

ファンダメンタルの観点では、米国経済の堅調性からドル高は進行を続けており、さらに、12月のFOMCにてFRBが今後の利下げペースの鈍化を示唆したことで、さらなるドル高が予測される事態となっている。

これらを踏まえると、ドルの堅調性は明らかであり、短期間にドル高を牽制できる方リストは存在しないように思える。トランプ氏がドル高に言及すればこの流れは変わるかもしれないが、何もない状況であれば、ドル高は今後とも継続すると思われる。


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