Errante(エランテ)のFXスプレッド一覧

※ MT4ではErranteのダイナミックレバレッジが適用されますのでご注意ください。

Errante（エランテ）のダイナミックレバレッジでFX取引をする際の注意事項

Errante（エランテ）でFXを取引する際にはいくつか注意事項があります。具体的な注意事項は以下のとおりです。

一つ目は、ダイナミックレバレッジが適用されますので、ご注意ください。ダイナミックレバレッジとは証拠金額が増えるほど、適用できる最大レバレッジに制限が課されるシステムのことです。具体的には以下のとおりです。

FX取引を行う際は、ダイナミックレバレッジ制度によるレバレッジ制限について事前に把握しておくようにしましょう。

Errante（エランテ）では口座ごとに取引できる銘柄に違いはありません。すべての口座タイプでErrante（エランテ）の扱うすべてのFX銘柄を取引することができます。取引時間もすべて共通で、00:05-23:55となっています。月曜日の00:05に取引を開始し、金曜日の23:55に終了します。

ただし、1000倍のレバレッジが使用できるのはMT4を取引プラットフォームとして使用した場合のみです。

MT5で取引を行う場合には、Errante（エランテ）では500倍というとても魅力的なレバレッジを利用することができます。しかし、通貨によっては、200倍までしかレバレッジをかけられないものもあるので注意が必要です。

FX(外国為替市場)とは？

外国為替市場（「為替市場」または単に「FX市場」ということもあります）は、世界で最大かつ最も流動性の高い金融市場であり、1日の推定取引高は6兆米ドルを超えています。ロンドン、ニューヨーク、東京、シドニーなどの主要な世界金融センターで1日24時間、年中無休で運営されています。

株式市場などの集中型取引所とは異なり、外国為替は店頭 (OTC) 市場であり、取引はFXブローカー (証券会社)の取引プラットフォームを通じて参加者間で直接行われます。

為替市場は様々な通貨ペアを中心に展開しており、ドル円(米ドル円)、ユーロ米ドル(EUR/USD)等の主要通貨ペア、ユーロ英ポンド(EUR/GBP)、NZドル円(NZD/JPY)等のマイナーペア及びトルコリラ円 (TRL/JPY)、ユーロザール (EUR/ZAR)等のエキゾチックペアの3つの主要な種類に分類されます。

主要通貨ペアには通常、最も取引されている安定した通貨ペアが含まれているため、ボラティリティが低くなり、スプレッドが狭くなります。対照的に、流動性の低い新興市場通貨を含むエキゾチックペアは、取引量の減少、地政学的リスク、それぞれの地域の経済的不安定により、ボラティリティが高くなることがよくあります。通貨ペア間のボラティリティの違いにより、トレーダーはリスク許容度と市場見通しに基づいて戦略を調整することができます。

取引（外国為替証拠金取引）とは？

FX取引とはForeign Exchangeの略で、日本語で言うと、「外国為替証拠金取引」といいます。端的に言えば、外国の通貨に投資することによって、リターンを得る投資のことを指します。外貨預金でも同じことはできますが、1番の違いはレバレッジの存在です。

FXではレバレッジを使うことによって大きなリターンを狙うことができます。レバレッジとは日本語で直訳すると「てこ」という意味で、わかりやすく言えば、てこの原理を利用することで、自分の持っているお金以上の額を取引することができる仕組みのことを言います。

FXとよく比較されるものとして株式がありますが、株とFXでは以下のような違いがあります。

• 平日24時間取引ができること
• レバレッジを利用することで、大きなリターンを得られること（大きな損失を被る可能性も）
• 相場の下落局面でもリターンを得られること（ショートポジションを建てることが出来る）

FXは大きなリターンを得られる一方で、大きな損失を被る可能性もあるハイリスク・ハイリターンな投資商品といえます。FX取引を始める前に、こうしたFXの特質を正しく理解するようにしましょう。

主要通貨とは？

主要通貨とは、数ある通貨ペアの中で、人気で取引量の多い通貨のことを指します。一般的に、主要通貨には以下の銘柄が挙げられます。

これらの通貨の中でも、以下のようなドルで構成された通貨ペアは「ドルストレート」と呼ばれ、最も人気のある通貨ペアになっています。

• ユーロ/米ドル（EURUSD）
• 米ドル/円（USDJPY）
• 英ポンド/米ドル（GBPUSD）
• オーストラリアドル/米ドル（AUDUSD）
• 米ドル/カナダドル（USDCAD）
• 米ドル/スイスフラン（USDCHF）
• ニュージーランドドル/米ドル（NZDUSD）

また、日本では、以下のような円で構成された通貨ペアも非常に人気で、「クロス円」と呼ばれています。

• 米ドル/円（USDJPY）
• ユーロ/円（EURJPY）
• 英ポンド/円（GBPJPY）
• オーストラリアドル/円（AUDJPY）
• カナダドル/円（CADJPY）
• スイスフラン/円（CHFJPY）
• ニュージーランドドル/円（NZDJPY）

これらクロス円の中でも、ドルストレートでもある「ドル円（USDJPY）」は日本で非常に人気の通貨ペアであり、最も人気のある通貨ペアの一つです。一方で、世界で最も取引量が多い通貨ペアは「ユーロドル（EURUSD）」となっています。

マイナー通貨とは？

マイナー通貨ペアとは、上述した主要通貨以外で構成された通貨ペアのことを指します。代表的なマイナー通貨としては、以下のような通貨が挙げられます。

上記の通貨の中でも、メキシコペソ、南アフリカランド、トルコリラは特に人気があります。その理由はスワップです。これらの通貨は他の通貨と比べて金利が高く、スワップを目的とした長期保有のための通貨として人気があります。

これらのマイナー通貨はエキゾチック通貨とも呼ばれており、ボラティリティが主要通貨に比べて大きい傾向にあります。流動性も主要通貨に比べて小さく、主要通貨を取引する場合に比べて、全体的にリスクが大きいため、注意が必要です。

為替市場の歴史について

現在のFXシステムは第二次世界大戦後に採用されたものです。それ以前はブレトン・ウッズ協定と呼ばれる2国間の通貨協定がシステムとして用いられていました。

この時代は信用通貨制度ではなく、金本位制が導入されていた時代です。金本位制とは金の保有量を担保として、その分だけ国の通貨を発行できる仕組みのことです。お互いの通貨の価格はその国の金保有量に応じて決定されていました。

ブレトンウッズ体制とは、ドルと金のみを兌換可能とする金本位制のことであり、戦後の復興に欠かせない円滑な貿易システムの発展を目的として作られました。厳密には戦前の金本位制とは、ドルでしか金と兌換できないという点で異なっており、ブレトンウッズ体制以後の金本位制は「金・ドル本位制」とも呼ばれました。

ただし、この通貨システムは戦後、米国を中心とした経済復興がなされていくにつれて、ドルが増刷され、金との交換比率がどんどん下がっていくことで崩壊していきました。

最終的な契機となったのは「ニクソンショック」です。ニクソンショックとは当時の米国大統領であるリチャード・ニクソン氏が金とドルの交換停止を宣言し、世界経済に大きな混乱を及ぼした出来事のことです。この宣言以前に米国はベトナム戦争による軍事費の増大や、欧州・日本経済の急速な回復、社会保障費用の増大によって、その優位を失いつつありました。

これらの原因によって、対外的なドルの需要が増大し、それに応えるために米国の金保有量は急速に減少。これにより、金の価格が高騰し、それにより1ドルの価値は下落の一途を辿ることとなりました。そして、とうとう増大するドル需要をその金保有量で支えきれなくなり、1971年8月15日、当時の大統領リチャード・ニクソン氏は金とドルの交換停止を発表。これにより、戦後ドルを中心として維持されてきたブレトンウッズ体制は崩壊し、固定相場制から変動相場制へ移行する契機となったのでした。

日本に限って言えば、これまで$1=360円という固定相場の円安に裏打ちされ、日本の経済基軸となっていた輸出が、ニクソンショックによる変動相場制への以降によって、大きく影響を受けました。ドルの切り下げにより円高が大きく進行し、輸出産業は大きく減衰。この結果、高度経済成長期は終了し、低成長の時代へと突入することとなりました。

その後、変動相場制への以降に伴って、FX取引の需要が拡大します。テクノロジーの進化やグローバル化もあって、FXマーケットは世界で最も取引高の多いマーケットへと成長しました。グローバル化によって、人々が国境を越えて移動するようになり、通貨交換の需要が増大したこと、テクノロジーが進化したことによる取引利便性の向上などが主な要因でした。

このように、今日のFX取引システムは、1971年のニクソンショックによる変動相場制への移行を軸として作られたシステムで、その歴史はいまだに50年前後と株式市場と比べると、比較的新しい市場です。昨今グローバル化はますます進展し、AIによる自動取引の進化などもあって、FXマーケットの取引高は成長を続けています。変化スピードがますます速くなる国際社会の中で、国と国とを繋げるFXマーケットはこれからも成長を続けていくでしょう。

スワップについて

スワップとは、FXにおいて、取引している二つの通貨ペアの金利差のことを言います。

例えば、ドルは円に比べて金利が高くなっていますが、この状態でドル円を取引する場合には、以下のようになります。

• ドル円をロングした場合（ドルを買って円を売った場合）：スワップ（金利差）を受け取る
• ドル円をショートした場合（ドルを売って円を買った場合）：スワップ（金利差）を支払う

※ 国際情勢の変化に応じて、同じ通貨ペアのロング、ショートどちらの場合もスワップを支払わないといけないケースもあります。

スワップは日を跨いでポジションを保持した場合（ポジションを保持したままニューヨーククローズを迎え、ポジションをロールオーバーした場合）に初めて発生します。

外国為替取引時間について

外国為替市場は基本的に平日24時間オープンしています。株式の場合には、東京証券取引所は9時〜15時までしか空いておらず、それ以外の時間では日本株を取引することはできません。

一方で、FXは24時間いつでも取引することができます。中でも、日本マーケットが空いている9時〜を除けば、以下の市場が空いている時間帯は取引が活発になります。

• ロンドンタイム：17時〜(サマータイム時は16時〜)
• ニューヨークタイム：22時〜（サマータイム時は17時〜）

中でも、ロンドンタイムは日本企業の就業時間終了とともにマーケットがスタートするため、個人投資家にも参加しやすい取引時間であることから、ヨーロッパの投資家とともに日本のトレーダーも積極的に参戦しています。

変動証拠金所要額について

変動証拠金所要額とは、特定の注文を維持するために口座に担保されるべき現金のことです。

FXではレバレッジと呼ばれる自分の証拠金以上のポジションを持つことができるため、その分損益の変動も大きくなります。この変動する損益を確実に決済できるように、必要とされる証拠金の最低額も常に変動します。これを変動証拠金所要額と呼びます。

必要証拠金とは自分が取引を行っているポジションを維持するための担保であり、口座内の現金が必要証拠金を下回ると、自分の持っているポジションが強制的に決済される場合があります。

一般的に、その前にマージンコールすなわち、「このままだと証拠金が足りなくなる」という警告があります。これは金融機関が所定のポジションを維持するために投資家に求める追加で証拠金を求めることであり、マージンコールがあった場合には、所定の期日内に、自分の持っているポジションを維持するために追加で口座に証拠金を入金する必要があります。

このように、マージンコールは投資家にとっての危険信号であり、変動証拠金所要額とはポジションを維持するために口座内に必要とされる現金のことを言います。

ストップレベルについて

ストップレベルとは指値注文や逆指値注文を行う際に、現状の価格から最低限離さなければならない価格差のことを指します。

例えば、ストップレベルが1pipsである際に、現状のドル円が1$=140円であれば、以下のようになります。

• ドル円をロングしている場合：140.01円以下の指値注文、139.99円以上の逆指値注文はできない
• ドル円をショートしている場合：139.99円以上の指値注文、140.01円以上の逆指値注文はできない

このストップレベルはスキャルピングなど短期トレードをしている人にとって特に重要です。スキャルピングは短期間で短い値幅の取引を繰り返して利益を上げる取引手法であり、ストップレベルによっては自分の狙っている値幅で指値注文/逆指値注文をさせないことがあります。

ストップレベルは証券会社ごとに独自の値が設定されています。証券会社の中には、取引している通貨ペアごとにストップレベルが異なる証券会社もあります。

このように、ストップレベルは投資家にとって非常に重要な要素であり、証券会社を選ぶ上での基準です。ただし、必ずしもストップレベルの狭い証券会社が良いというわけではなく（ストップロスが狭いと、自動取引で短期間の大量の注文でサーバーダウンする可能性があるため）、様々な要素を考慮した上で、総合的に判断する必要があります。