Errante（エランテ）貴金属CFDのスプレッド一覧

Errante（エランテ）のダイナミックレバレッジで金 (ゴールド)取引をする際の注意事項

Errante（エランテ）で金属を取引する際にはいくつか注意事項があります。

ErranteのMT4取引プラットフォームで金を取引する場合、ダイナミックレバレッジが適用されますので、ご注意ください。ダイナミックレバレッジとは証拠金額が増えるほど、適用できる最大レバレッジに制限が課されるシステムのことです。具体的には以下のとおりです。

MT4で金取引を行う際は、ダイナミックレバレッジ制度によるレバレッジ制限について事前に把握しておくようにしましょう。

Errante（エランテ）ではMT4で金を取引する場合のみ、1000倍というとても魅力的なレバレッジを利用することができます。MT5の場合は、最大レバレッジは金属銘柄では100倍になりますので、この点も注意するようにしましょう。

二つ目は、金と銀、パラジウムで標準契約サイズが異なることです。銀は1ロット5000というサイズですが、金はとパラジウムは1ロット100というサイズになっています。

貴金属投資とは

貴金属投資とは、金や銀を中心とした金属に対して投資することを言います。

貴金属投資は世界で最も歴史の長い投資と言っても過言ではなく、産業革命以前から貴金属は社会で利用されてきました。例えば、ニクソンショック以前の為替マーケットは変動相場制ではなく、「金本位制」と呼ばれる「金」を保有している分だけそれを担保とした通貨を発行できるというシステムでした。

このように、産業革命以前から、金を中心とする貴金属は貨幣の３機能である「価値尺度」「価値交換」「価値保全」の役割をこなしてきたと言えます。特に金は法定通貨が発展する以前の経済システムとしてよく用いられていました。

こうした背景には、価値の普遍性があります。金をはじめとする貴金属は農産物などとは違って、時間経過による価値減少がなく、資産価値を保全することができます。また、宝飾品などへの需要からその利用価値が0になるということもなく、リーマンショックや中東の地政学リスクなど、有事の際のリスクヘッジ＝資産逃避先としても重要な役割を果たしてきました。

現代では、金だけでなく、以下のように多様な金属が投資の対象となっています。

金 (ゴールド)

金 (ゴールド)は、コモディティを代表する投資先の一つです。貴金属の中では最大の取引量を誇っており、その価値の安定性から、金本位制時代においては、通貨システムの担保として用いられていました。その光沢性の高さから宝飾品としてメインに用いられています。

現在でもリスクオフを目的とした投資の筆頭銘柄であり、ドル＝金本位制の名残から、一般的にドルと逆相関の関係にあると言われています。直近では資産保全需要の増大から値上がりし、史上最高値を連続的に更新しています。

金の金属としての特徴は展性・延性に優れていること、比重が重いことなどが挙げられます。金箔は非常に薄い金でできており、金が展性・延性に優れていることを示す最たる例の一つです。また、ほとんどの化学物質に反応しないため、錆びたりすることもなく耐久性に優れているのも特徴の一つです。

金は現在14400円前後で取引されており、2024年当初2300円程度だった頃から大きく値上がりを続けています。

銀 (シルバー)

銀 (シルバー)は、投資という意味でも金の次に取引量の多い金属の一つです。金が宝飾品や資産保全のための投資を前提とした需要が多いのに対して、銀は電子部品などの工業製品による実需的な需要が強いです。そのため、金に比べて景気変動の影響を受けやすく、価格のボラティリティも金に比べて大きくなりやすいです。

また、価格で比べてみると、銀は金に比べて非常に安価です。銀が金に比べて生産量が多いのが背景にあります。銀はベースメタルとも呼ばれ、銀を主目的とした採掘ではなく、その他の金属をメインとして、それらの採掘の副産物として銀の採掘が行われることも多いです。

銀の金属としての特徴は最も高い室温状態での電気伝導率・熱伝導率と可視光線の反射率です。銀の可視光線反射率は98%前後であり、最も美しい金属光沢を持つと言われています。また、熱伝導と電気伝導率の高さから、様々な電子製品で利用されています。

現状銀は170円前後で推移しており、2024年当初26円前後だったところから、価格は上昇し続けています。

メインの産出国はペルーやメキシコで、それらに加えて中国も多くの銀を採掘しています。

銅

銅は、EVや太陽光発電、AIなどの用途でメインに使われている金属であり、近年これらの製品がトレンド化していることから爆発的に需要が増大しています。脱炭素を前提とした持続可能な社会の実現、AIトレンドが隆盛していく中で、銅も値上がりを続けています。

一方で、銅の生産量は現行以上の拡大は見込まれておらず、現状でも新規採掘だけでは世界の需要を賄いきれず、リサイクルで対応せざるを得ない状態となっている。AIや電気自動車による需要はこれからも増大し続けることが予測されており、S&Pは例えば30年後には銅の生産は需要に追いつかなくなると予測している。

銅の金属としての特徴は銀に次ぐ熱伝導率と電気伝導率の高さと加工のし易さです。また、磁性がなく、磁気厳禁のエリアでも使用されており、貴金属と一般的に相性の悪い海水にも対応する耐食性も持ち合わせています。

こうした要因から、銅は長期的に値上がりを続けており、現在は1450円前後で推移しています。

銅の主な輸出国としては、チリやペルー、中国、アメリカ、コンゴ民主主義共和国などが挙げられます。

白金（プラチナ）

プラチナは白金とも呼ばれる金属で、自動車の排ガス装置や電子部品などの産業目的で主に利用されています。ディーゼル車のガス部品として多く利用されているが、近年、欧州でEVの利用が積極的に推進されていることによりディーゼル車の需要が減衰し、これに伴って需要は停滞しています。

プラチナの金属としての特徴は変化・変色しにくいというものです。貴金属の中でもその密度が高く、王水以外では解けないという特徴を持っています。また、産出量が極端に少ないことから、金と同様にとても希少価値が高く、銀などと比べても１キロあたりの値段は高くなっています。

プラチナの現在の価格は5350円程度であり、年初の980円から大きく値上がりしています。

主な産出国としては南アフリカが挙げられる。南アフリカはプラチナの世界総産出量のうち70%以上のシェアを誇っており、1強状態となっている。

パラジウム

パラジウムは貴金属先物中で最も取引量の少ない貴金属の一つであり、使用用途はプラチナと同様に自動車や電気部品などの産業用が90%以上となっています。

先物として取引される貴金属の中で取引量が最も少ない貴金属の一つであるため、価格変動がとても不安定であり、上昇する際には強く値上がりするものの、価格が下落する際には、他の貴金属と比べてかなり急激に下落する傾向にあります。

パラジウムの金属としての特徴は融点が低く加工しにくいという点です。また、体積の900倍以上の水素を吸収できるという特徴も持っており、水素の貯蔵としての機能が期待されています。また、プラチナと同じ白金族に位置してはいますが、プラチナよりも比重は軽いが、プラチナよりも硬いという違いがあります。

パラジウムの現在価格は5200円程度で推移しており、2024年に入ってからは他の貴金属と同様に上昇トレンドに入っています。

パラジウムの主な産出国としては、ロシアと南アフリカを上げることができます。どちらも総産出量のうち30〜40%のシェアを占めており、二代巨塔の生産体制を築いています。