Errante（エランテ）株式CFDのスプレッド一覧

Errante（エランテ）で株式取引をする際の注意事項

Errante（エランテ）で株式を取引する際にはいくつか注意事項があります。

一つ目は、銘柄が上場している取引所が異なることによる取引時間の違いです。例えば、ADIDASは10:00-18:30となっていますが、AIGは16:30-23:00となっています。傾向として、ヨーロッパ市場の銘柄と米国市場の銘柄で取引時間が二つに分けられているようです。Errante（エランテ）で取引する際にはこの点について注意する必要があります。

Errante（エランテ）では口座ごとに取引できる銘柄に違いはありません。すべての口座タイプでErrante（エランテ）の扱うすべての株式銘柄を取引することができます。レバレッジは20倍であり、現物の信用取引よりは高いものの、500倍といった桁外れのものではなくなっています。

また、もう一つ注意すべき点として、Errante（エランテ）で取引しているのは厳密には個別株の現物というわけではなく、株式CFDであるということには注意が必要です。株式CFDでは現物を所有しているわけではないものの、株価の減少や配当による影響を受けます。よって、それらを調整するために、配当調整という制度があります。

配当調整は以下のように行われます。

買い取引は次のように計算された金額を受け取ります： 配当調整額 = 宣言された株式配当 × 株のポジションサイズ

売り取引には次のように計算された金額が課されます： 配当調整額 = 宣言された株式配当 × 株のポジションサイズ

この配当調整でポジションが変化する可能性があるため注意が必要です。

Errante（エランテ）で株式を取引する際はこれらのことを注意するようにしましょう！

株式とは？

株式とは、企業が発行する有価証券の一つです。企業は新たな事業を起こす時に多額の資金を必要とします。その際に、「企業の所有権」を分割して譲る代わりに投資家からお金を集めること「株式発行」と呼びます。

債券との違いは、株式でお金を集めても、そのお金に対して返済義務を負わないことです。よって、発行企業の社長にとっては、返済義務のある債券よりも、リスクを少なく事業資金を調達することができます。

一方で、株式とは「企業の所有権」であるため、出資した投資家は株式の保有割合に応じて、株主総会などを通じて経営に参画することができます。加えて、事業が無事に成功した場合には、その株式の保有割合に応じた「配当」を受け取ることができます。また、企業価値＝株価が上昇した場合には、その株式を売却することによって、譲渡益を享受することができます。

それ以外にも、株主＝株式を保有する人には、商品の割引券やサービス券などを受け取れる株式優待と呼ばれる制度もあり、それ目当てに株式を保有する投資家もいます。

大型株とは？

大型株とは証券取引所に上場している株式の中でも、特に時価総額の大きい株式銘柄のことを言います。

時価総額とは、株式市場におけるその企業の価値で、発行している株式が全て売却された時に得られる値段のことを言います。具体的には、株価×発行済株式総数で計算され、この値が特に大きい企業の株式を「大型株」と言います。 日本の場合には、大型株の定義は「上場株式のうち時価総額の大きい上位100銘柄」と日本証券取引所グループによって定められています。

大型株を購入するメリットとして、以下のような要素を挙げることができます。

• 流動性が大きく購入/売却しやすい
• 株価が安定している
• 投資するための情報を集めやすい
• 配当や優待が多い

一方で、大型株を購入するデメリットとして以下のようなものが挙げられます。

• 大きなリターンは期待できない。
• マーケット全体の方向性の影響に左右されやすい

まとめると、大型株は流動性が高く、安定して取引しやすい一方で、2倍〜10倍といった大きな上昇は期待しづらい初心者向けの株式であるということができます。特に、常に安定した取引量があって、いつでも注文を執行できるという点は、株式投資を始めたばかりの初心者にとっては非常にありがたいメリットであると言えるでしょう。

小型株とは？

小型株とは、証券取引所に上場している株式の中でも、特に時価総額の小さい株式銘柄のことです。

日本では、日本証券取引所グループが以下のように定義しています。

• 大型株...上場銘柄のうち、時価総額の大きい順に上位100位までの銘柄
• 中型株...上場銘柄のうち、時価総額の大きい順に上位400位までの銘柄
• 小型株...大型株と中型株の定義に含まれない上場株全て

つまり、直接そう定義されているわけではありませんが、小型株とは「上場銘柄のうち、時価総額の大きい順に上位400以降の銘柄」と定義することができます。

小型株に投資するメリットとして、以下のような項目を挙げることができます。

• 少額から投資しやすい。
• 大きな値上がりを期待できる。
• 大手機関投資家が参戦しづらい。

一方で、小型株に投資するデメリットとしては、以下のような項目があります。

• 流動性が低く、注文がスムーズに執行されない可能性がある。
• 値動きが大きいため、損失も大きくなりやすい
• 大型株と比べて、投資するための情報が入手しにくい可能性がある

まとめると、小型株とは、大型株と比べて、大きな成長利益を狙える可能性がある代わりに、流動性が低かったり、損失も大きくなりやすいハイリスク・ハイリターンの株式群であるということができます。俗にいうデンバガー株（＝株式価値が10倍以上に成長したなった銘柄）は小型株に多く、大型株に比べて、爆発的なリターンを得られる可能性が高いのは、個人投資家にとって非常に大きな魅力です。

セクターとは？

株式市場では、時価総額の大きさ以外にもさまざまな分類の基準があります。そのうちの一つが「業種セクター」です。

業種セクターとは、株式発行企業のビジネスの種類に応じて、株式を分類したものです。日本では、東京証券取引所1部に上場する企業が33種類のセクターに分けられています。それを17種に集約した区分けの仕方をTOPIX-17と呼び、それぞれのセクターに対応する株価指数ETFを取引することができます。

日本における具体的な業種セクターは以下のとおりです。

一方で、米国の株式セクターの分け方はいくつかありますが、S&PとMSCIの協力により作成された世界産業分類基準（Global Industry Classification Standard）、俗にいうGIGSと呼ばれる方法が最も一般的です。GIGSでは、米国株式を11種類に分類しています。具体的な分類表は以下です。

業種セクターの例として、不動産や金融、鉄鋼、機械などを挙げることができます。これらは「景気敏感株（景気循環株・シクリカル銘柄）」と呼ばれており、景気の良し悪しで株価が大きく変動するのが特徴です。

一方で、日用品、食品、電気などの銘柄は「ディフェンシブ銘柄」と呼ばれており、株価の変動が景気に左右されにくいという特徴があります。

このように、株式にはさまざまな分類の仕方があり、それぞれ異なった特徴を持っています。最初から全て覚えるのは難しいかも知れませんが、少しずつでも覚えていくようにしましょう。

株式市場の歴史

株式の起源は12世紀、今のイタリアで成立していた国家によって発行された戦争国債が一番最初の有価証券でした。1553年には、イギリスの「ロシア会社」の下で最初の株式が発行されます。その後、小口の資金を集めて巨額の投資を可能とする株式というシステムは、、1602年にオランダの「東インド会社」によって、世界で初めて本格的に活用されました。

証券取引所の歴史で言えば、世界中に広がった株式というシステムを円滑に取引するため、世界で最古の証券取引所であるアントワープ証券取引所が531年にベルギーで設立されました。

こうした株式というシステムの発展に伴って、イギリスやロシア、フランスなど世界中でか証券取引所が設立されるようになります。１８世紀後半には、世界経済の中心がイギリス、ロンドンへと移ります。当時はアメリカ独立戦争など、多くの戦争が起こった影響で大量の戦争国債が発行されます。それらの取り扱いのため、ロンドンの証券ビジネスは一気に広がっていきました。

この後、第一次、第二次世界大戦を経て世界経済の中心はアメリカへと移り、今のニューヨーク証券取引所、ロンドン証券取引所、東京証券取引所を三代証券取引所とする、現代の国際金融システムが構築されていきました。

一方で、日本の株式の歴史は江戸時代まで遡ります。当時、大阪の堂島米市場にて米の先物取引が行われていました。これが日本の証券取引の起源です。しかし、株式や国債というシステムが本格的に活用されるようになったのは明治時代以降となります。

明治時代に入って以降、1873年に日本で初めての株式会社である「第一国立銀号」が設立されます。1878年には、「株式取引所条例」が制定され、東京と大阪に証券取引所が開設されます。しかし、昭和時代に入るまで、日本では証券取引は欧州に比べて活況となっておらず、現代のような証券システムが開発されたのは第二次世界大戦後、GHQによる財閥解体によって、大量の株式が一般に広まった後でした。

GHQの財閥解体などにより、当時のアメリカをモデルとし、証券業者の登録制やディスクロージャーの徹底などを含んだ現行の証券取引システムが確立されました。この後、朝鮮戦争による特需や行動経済成長に伴って、日本の証券市場も成長していきます。1979年には、「外為法」が改正されたことで、外国人投資家の日本市場への参入が本格化します。当時は円安だったこともあり、株式ブームが到来。この後、日本の株式市場は現代まで成長の一途を辿ってきました。